「できないから、する」
不器用な私が、それでも動き続ける理由
私の中には、ずっと相反するふたつの性質が同居している。
慎重さと、大胆さ。
不完全なものへの恐怖と、見通しの立たない未来への不安。そのくせ、強い想いや興味があると、そのすべてを飛び越えていく衝動。
先日、夫に「私ってどんな性格だと思う?」と聞いてみた。返ってきた言葉は「猪突猛進」だった。
こんなに慎重なのに?と思いながら、振り返れば確かに——身の丈に合っているとは言えない選択を、繰り返してきた気がする。
不思議だ。でも、それが私なんだよね。
自分を知らないことの痛さ
自分の気持ちがうまく伝えられない。我慢しかできない。そんなとき、苦しくて自分を責めて、心を壊しかけたことが何度かあった。
自分を知らない、相手を知らない——そのデメリットは、十分すぎるほど身をもって感じてきた。
だからこそ今、「怒りを灯りに変える」活動をしている。
怒りは、第二の感情だと言われる。怒りの奥には必ず、悲しさや不安、悔しさや恐れがある。その「第一の感情」に気づくことができたとき、初めて自分が何に傷ついていたのかがわかる。
自分を知ることは、自分を救うことだと、私は本気で信じている。
「できないから、しない」じゃなくて
小さく積み上げることしかできない。他の人より時間がかかることも多い。器用そうに見えても、本来はとても不器用だ。
それでも気づいたことがある。
「できないから、しない」じゃなくて、「できないから、する」。
できないからこそ、学ぼうとした。できないからこそ、誰かの力を借りた。できないからこそ、同じように悩む人のそばにいたいと思った。
過去の私に届けたいものがある。今の自分の叫びがある。
不器用だから、ほんと小さいんだけど。見えないからこそ不安になるけれど。
全ての経験が、これからの土台になると信じて——今日もコツコツと🐢
怒りも、不器用さも、全部「材料」だった
凹凸ラボの活動を始めて気づいたのは、私自身の「できなかった経験」こそが、人の話を聞くための土台になっているということだった。
完璧に整った人には、こぼれ落ちてしまう言葉がある。転んで傷ついた人にしか、拾えない気持ちがある。
怒りも、慎重すぎる自分も、猪突猛進な自分も——全部あって、今の私がいる。
それでいいんだと、今はそう思える。あなたはどうですか?
自分の「できないこと」が、実は誰かの力になっているかもしれない。そんなことを、ふと思いました🍊
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社会福祉の現場や医療・介護のマネジメントにおいても、「できないこと」や過去の失敗を組織の「材料」へと転換する視点は非常に重要です。完璧なシステムや人材を求めるあまり、現場が疲弊してしまうことは少なくありませんが、「できないからこそ、どう仕組みで補い、誰の力を借りるか」というスタンスこそが、持続可能なガバナンスと強いチームビルディングの基礎になります。木村さんの「できないから、する」というアプローチは、福祉実務における柔軟な組織運営のあり方として深く共感いたします。